本日、卒業されるみなさん、卒業おめでとうございます。本校の課程を無事に終了し、未来へ向かって新たな一歩を踏み出すみなさんを心から祝福したいと思います。
保護者の皆様、ご子息・ご息女のご卒業、心よりお祝い申し上げます。本校教育に対する深いご理解と多大なるご支援・ご協力に感謝申し上げます。
さて、卒業生のみなさん、この1年間の始業式・終業式の校長訓辞には、必ずみなさんのためのメッセージを入れていました。それができるのも今日が最後になりますので、未来へ向かって踏み出すみなさんに向けて、卒業してからも必ず役に立つことを2つ伝えます。
1つ目は「人とのコミュニケーションを大切にする」です。相手が理解できるように自分の考えや意見を正確に伝えることや、相手の気持ちや考えを理解することは、社会生活を送る上で必要なことです。人は一人では生きているのではなく、集団で生きています。適切な言葉で伝え合い、理解し合うことで、豊かな人間関係を築いてください。2つ目は「感謝の気持ちを忘れない」です。卒業して、社会に出る人、親元を離れる人もいますが、家族や周りの人たちがどれだけ支えてきたのかが実感できると思います。
これからの人生では、今までに体験したことがないぐらいの辛いことや苦しいことに直面することもあります。 困難を乗り越えるために周囲の多くの人が皆さんを支えることになると思います。しかし、それは決して当たり前なことではなく、人に感謝できる人ほど、周囲からの多くの信頼を得ることができるからです。これからの人生の中で、感謝の気持ちを忘れないでください。
結びになります。卒業生のみなさん、健康に注意し、自分の道をしっかりと進んでください。これからの人生に、幸多かれと祈りつつお祝いの言葉といたします。
2020年3月1日 校長 淺尾 浩史