S1学年高野山キャンプ①歴史・宗教・文化を訪ねる旅

中学校

8月27日(土)からの3泊4日でS1(中3)学年は高野山キャンプを実施しています。今回のキャンプでは「主人公になる」という目標を学年全体で掲げています。この目標には人任せにせず、自分で考えて自ら行動するという意味が込められています。中学最高学年として、主体的に動き、協働性、責任感を養うキャンプにしていきます。

出発日当日、集合場所の湊川神社に生徒が集まってきました。各班のリーダーは集合時間よりも早めに到着し、各メンバーの点呼を行っていました。予定通り8時30分に湊川神社前を出発し高野山に向かいました。

高野山に到着。奥の院での活動の様子です。様々な場所を巡る中「姿見の井戸」に。井戸をのぞき自分の姿が見えなかったら3年以内に死んでしまう井戸を恐る恐る覗いていました。

宿舎となる西門院に到着した後は開校式です。これから4日間お世話になる宿坊の住職の方を前に、学年代表生徒が挨拶を行いました。

宿坊での食事は、一人ひとりのお膳でいただきます。いつもと勝手が違い心配していましたが、生徒はみんな食欲旺盛でした。

1日目の夕食後に学園長講話です。学園長からは「学生時代の話」「これまでの経験談」などの話があり、その後は質疑応答の時間です。生徒一人一人質問に、学園長が答えてもらう貴重な時間となりました。

2日目の朝も各係生徒はしっかりと役割を果たしています。活動前後には必ずアルコール消毒を行い、感染予防対策に努めていました。

2日目最初の活動は住職の方からの講話です。高野山の歴史等に関わる様々なお話をして頂きました。仏教についての奥深さや知識を深めることができた貴重な時間となりました。

学習活動は英語と数学です。英語では、単語のスペルやなぞなぞの答えのスペルを班で完成させるゲームです。一人ひとりの知識とチームワークが試されます。大変な盛り上がりをみせていました。

数学では、指数計算を使ったゲームを行いました。一番大きな数字を答えるためにみんな必死に計算していました。解答チェックを待つ不安顔。

班活動で世界遺産を巡りました。三鈷の松という空海ゆかりの松で、3本の葉の松の落ち葉を見つけると幸せになると言われています。見つけた人もいました。

六角経蔵とはお経を収める蔵のことをさし、その形が六角錐であることから「六角経蔵」と呼ばれています。六角経蔵を回転させる生徒も多くいました。重そうに見えましたが以外と軽く回ったようでした。

高野山の19時前は秋のような涼しさで、みんな寒さ対策のため長袖着用の上、ムササビ観察を行いました。1匹のムササビが目の前を滑空「おぉーー」「思っているより大きい」といった声が静かに観察していたのについつい生徒から出てきていました。