穏やかな春の訪れとともに、南の空から舞い降りたツバメたちが新たな巣作りを始めた春、私たち新入生80名は、須磨学園夙川中学校第4期生として、ここに集いました。本日は、私たちのためにこのような素晴らしい入学式を開催いただき、理事長先生、学園長先生、先生方、先輩の皆様に新入生を代表し、心より感謝を申し上げます。また、この新たなステージに立てたのは、全力で後押ししてくれた家族のおかげと感謝しています。今日から始まる中学校生活に不安もありますが、 あこがれだった夙川中学校の制服に袖を通し、大きな希望を抱いています。
私たちは一昨年からの新型コロナウイルスの流行で、突然小学校や塾に行けなくなり、その後も楽しみにしていた学校行事が中止や変更となり我慢を強いられてきました。また、昨今のロシアによるウクライナへの軍事侵攻では、教科書でしか知らなかった戦争を、毎日テレビで目にするようになりました。その中で、昨日までと同じ今日はなく、平穏な日々のありがたさを知ることができました。また、どのような困難の中でも目標を見失わず、考えて、工夫をして、実行することが明日につながる大切なことだと知ることができました。
夙川中学校では、日々の授業に加えて、様々な研修旅行、部活動など、忙しくも充実した学校生活になると想像しています。これからLearning for tomorrow 〜明日への学び〜 を実践し、多くの知識や経験を得る中で、将来なりたい自分の姿を具体化するとともに、自分らしさを大切にしながら、社会で活躍するための礎を築きたいと思います。
6年後、私たちはそれぞれの目標に向け、笑顔で大きくはばたくために、本日のこの気持ちを忘れず、仲間たちと学校生活を楽しみ、ともに努力し、ともに励ましあい、ともに刺激しあい、ともに高めあうことをここに誓います。
2022年4月9日 入学生代表