
4月に入り少しずつ暖かくなり春らしくなってきました。本日この佳き日に、須磨学園夙川高等学校第7回入学式を挙行できますことを心より嬉しく思います。 新入生の皆さん、ようこそ夙川高等学校へ、皆さんを心より歓迎いたします。保護者の皆様、ご子息・ご息女のご入学、心よりお祝い申し上げます。そしてこのようにたくさんのご出席、本当にありがとうございます。皆様のご理解とご協力、そして熱意が本校の支えとなっております。ご来賓の皆様には、ご多忙の中ご臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。誠にありがとうございます。これからの3年間、どうぞ生徒たちを温かく見守っていただきますよう、お願いいたします。
さて、新入生の皆さん。これから始まる高校生活は、知識を学ぶだけでなく、自分自身と向き合い、他者とつながりながら、自分の軸を見つけていく時間でもあります。これからの社会は、正解が一つではない問いに向き合う時代です。だからこそ、「私はこう思う」「私はこうありたい」と、自分の考えをもち、それを適切に表現にしていく力が求められます。
自分の軸は、何かに心ひかれたときの高揚感、思うようにいかず悔しかった経験、友人や先生のひとことに救われた記憶――そうした日々の出来事が、少しずつ積み重なっていくうちに、自分だけの考え方や感じ方が形づくられていきます。そしてそれが、やがて“自分らしさ”という軸になっていくのです。時には、迷うこともあるでしょう。思うようにいかず、立ち止まってしまう日もあるかもしれません。そんなときは、ぜひ顔を上げて、周囲を見てください。 ここには、共に学び合える仲間がいます。皆さんを支える教職員がいます。どうか遠慮せず、手を伸ばしてみてください。失敗してもかまいません。挑戦すること、それ自体に大きな意味があります。
また、皆さんが今この場所に立っているのは、皆さん自身の努力のたまものであると同時に、ご家族、友人、先生、多くの方の支えがあったからこそです。そのことに感謝の心を忘れず、謙虚に、誠実に歩んでいってください。高校生活の3年間は、人生の中でも特に感受性が豊かで、心が大きく動く時期です。かけがえのない日々を、どうか丁寧に過ごしてください。
学び、悩み、笑い合い、語り合うその一つひとつが、きっと皆さんを大きく育ててくれるはずです。この夙川高校での毎日が、皆さんにとって実り多く、誇りとなる時間となるよう、心より願っています。
本日は、誠におめでとうございます。
2025年4月5日 夙川高等学校校長 土屋 博文