みなさんの入学を待っていたかのように、学校がある会下山の桜は満開となり、夙川高等学校改組第1回入学式を挙行できますことを心より嬉しく思います。
新入生の皆さん、夙川高等学校へのご入学、心より歓迎いたします。保護者の皆様、ご子息・ご息女のご入学、心よりお祝い申し上げます。そして入学式にご出席いただき、ありがとうございます。ご来賓の皆様には、ご多忙の中ご臨席を賜り、厚くお礼申し上げます。これからの3年間、どうぞ生徒たちをあたたかく見守っていただきますよう、お願いいたします。
改めまして、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今日から高校生活が始まります。義務教育は終わり、自分の意思で進学を決意し、夙川高等学校に入学したと理解しております。これからは順風満帆ではなく、困難もあると思いますが、自分の意思で決めたことですから、最後までやり遂げてください。
これからの3年間の高校生活の中で、取り組んで欲しいことを2つ申し上げます。
1つめは、「学校生活に積極的に取り組む」です。夙川の教育目標は「個性を伸ばす」、「得意を伸ばす」です。そのためには自分の得意にしたいものを探す必要がありますので、学校の様々なプログラムに主体的に取り組んでください。勉強や部活動はもちろんですが、研修旅行、文化祭、体育祭などの学校行事においても、自分に向いている事柄や将来やりたいことが見つかることがあります。得意なものを見つけるためにも、積極的に取り組んでください。
2つめは、「よい友を作る」です。小学校・中学校のときとは異なり、高校時代の友人は楽しいことやうれしいことだけではなく、辛くて、苦しいことを共にする中から生まれ、一生に渡っての友となるからです。共通の目標を持って力を合わす、互いに頑張り励まし合う、時には意見が対立して絶交に近い状態になることもあるでしょう。その過程を経て、友情は深まります。1つめにお願いした学校生活に積極的に取り組む中で、かけがいのない友情も育ててください。それがみなさんにとっての一生の宝となります。
最後になりますが、これからの3年間がみなさんにとって有意義で実り多い学校生活となるよう、心から応援をしています。
2019年4月6日 校長 淺尾 浩史