☆校長先生からのお話☆
これから夏休みを迎えるにあたり、【基礎学力】(読む力・考える力・表現する力)の大切さを話しておきます。その中でも「読む力」は特に重要で、外部から知識や人の考えを自分の内に取り入れる力で、「考える力」「表現する力」の基礎になります。
中国の古典のひとつ、『孟子』という書物に「読書の三言」があります。
① ひとつひとつの文字や句にとらわれて全体の意味(作者の真意)をとりそこねてはならない。
② 書物を読んでも、「作者がどういう人物であるか」「どのような時代に生きたのか」を知らなければ作者の真意を汲みとることはできない。
③ 書いてあることをすべてうのみにして、批判せず、信用するのであれば読まないほうがよい。
①は、まずは素直に読みなさい、③は、多少疑いの目で批判的に読みなさい、という意味です。
この夏休みに「本を読む!」宿題がでています。
『孟子』の「読書の三言」を心に留めて、できるだけ多くの書物を読んで自分を成長させてください。
なお、今年の暑さは異常です。くれぐれも健康に留意して9月の始業式に全員揃って学校にもどってきてください。