【土曜講座】プロボクサーの長谷川穂積さんを迎えて、講演会を行いました
演題:「夢 目標へのチャレンジ」
講師:長谷川穂積氏 プロボクサー(真正ジム所属)
第35代 OPBFバンダム級チャンピオン
第26代 バンダム級世界チャンピオン
第42代 フェザー級世界チャンピオン
長谷川穂積さんがボクシングを始めたきっかけは、小学校2年生のときに父親から強制的にやらされたということでした。
毎朝夕1.3kmのランニング、腹筋・背筋などの基礎体力作りを6年生まで続けさせられたこと、中学生のときはボクシングから離れ卓球部に入部したのに自宅でも練習できるよう卓球台が用意されていたりと徹底的に「一番」にこだわる父親に育てられたこと、17歳でプロボクサーになるため神戸のジムに入り一人暮らしを始めたこと、そして19歳でプロのボクサーになるまでの経緯を話されました。
『チャンピオンになるために特別なことはしていません。ただ大好きなことを一生懸命頑張るだけです。そして目標を決めておく。それは「一番」。「一番」になるためには努力が必要です。人間は努力しても報われない場合もあります。しかし成功している人間は努力をしています。努力がチャンピオンへの切符です。部活動をしているみんなは中学3年間、高校3年間、たった3年の間だけを毎日の練習を努力することで目標に近づくことができます。練習を休むことは簡単ですが、「一番」から遠ざかります。自分も練習を休みたい日もあります。そんな時もとりあえずジムには行きます。練習をするか、しないか・・・まずは自分との戦いです。自分に負けてしまえば相手には勝てない。結局、だれかのために練習をするのではなく、後悔したくない自分のために練習する!それだけです。』
チャンピオンになった方からの日々の練習の大切さがしっかり伝わる力強いメッセージは、講演を聴いた生徒一人ひとりの励みになりました。
その後、ボクシングの動き(ジャブ、ストレート、フック、アッパー)を披露してくださいました。
また、ジムに通っている生徒を演壇にあげてボクシングの動きを見てくださいました。
次に体育科の先生をトレーナーの代わりにし、軽くジャブなどを見せていただきました。
質疑応答では、
Q:試合で緊張するのですが、どうすればいいですか?
A:普段の練習で限界まで追い込んでおくと、本番では「あんなに練習したのだから・・・」という自信が生まれます。練習が本番!試合はおまけと思って楽しんでください。結果は練習をしていれば付いてくるものです。
Q:プライベートで心がけていることは?
A:試合後は、1ヶ月間リセットのつもりで気分転換を行ないます。オンオフをはっきりすることで気持ちが切り替えられ次の目標に向かうことが出来ます。
また、「腹筋を見せてください。」と質問した生徒には演壇に上げ、上腕筋や腹筋に触れさせてくださいました。
質疑応答では気さくでやさしい一面も見せていただき、生徒にたくさんのメッセージをいただきました。
最後に生徒の代表から花束と感謝の言葉が述べられ、本日の【土曜講座】特別講演は終了しました。