4月13日(日)から16日(水)の4日間、沖縄へ修学旅行に行ってきました。
4月13日(日)晴れ
天気にも恵まれた沖縄修学旅行初日。ひめゆりの塔→摩文仁の丘→おきなわワールドに行きました。事前学習にて、沖縄戦について学んだことを十分に踏まえた上で、夙川学院中学67期生として、非常に真摯な態度でひめゆりの塔と、摩文仁の丘を見学していた姿が印象的です。
沖縄戦で無念の死を遂げた人々の写真や、使っていた壕や道具、実際の記念碑、あるいはVTRにかじりつくようにして見学していた姿は、戦争の重みを感じ、生徒なりに、しっかりと伝えてくれるだろうな。と感じました。
おきなわワールドでは、鍾乳洞の見学やビーズ作り、そしてエイサーの実演に参加するなど、積極的に楽しんでくれました。
生徒の感想
・戦争で亡くなった方々の様子等を実際に見て、今、自分達が家族や仲間に囲まれて、おいしいご飯が食べられて、部活動などに打ち込めることが、本当に幸せなことなんだ。と強く感じました。
・戦争は今後、絶対に起こしてはならないし、今回私達が学んだことを、今度は私達が伝えていかないといけないと感じました。
・修学旅行初日で、何から何まで新鮮で、とっても大切な時間を過ごせたと思います。
・エイサーに参加させてもらって、シーサーにおしりを噛まれたりして、とても楽しかったです。
4月14日(月) 晴れ
2日目は恩納村山田地区「しーちゃん家」にて沖縄文化体験をさせて頂き、万座毛を観光し、ホテルにて自由遊泳を行いました。
「しーちゃん家」では、沖縄料理作り、三線、沖縄舞踊、そして沖縄の民族衣装である紅型を試着して記念撮影をさせて頂きました。半日ほどの滞在時間でしたが、料理も上手に?(笑)作ることができ、音楽の授業で練習していた三線も、教えてもらうとすぐに弾くことが出来ていました。沖縄舞踊も楽しくみんなで踊り、紅型を着た生徒達は、いつもよりちょっとは大人っぽく見えました。
そして何よりも、この間ずっと生徒達にご指導してくださっていた、とっても元気で素敵なしーちゃんとのお別れの時、しーちゃんが別れを惜しんで涙してくださいました。私にはそれがとても嬉しかったです。半日という短い時間でありながら、涙してもらうことのできる、67期生の素敵な人間性の賜物だと思いました。
生徒の感想
・本物の三線に触れられてとても楽しかった。
・こんな体験もう二度とできないかもしれないので、本当に良い経験になりました。
・万座毛の景色はすごかった!感動的でした!!
・担任も交えてのビーチバレーが楽しかった。
4月15日(火) 晴れ
3日目、美ら海水族館に朝から出発しました。生徒達は楽しみにしていたようで、バスの中から非常に元気でした。いざ中に入ってみると、さんご礁の美しさ、ジンベエザメの大きさ等にとても感激している様子でした。またイルカショーでも、大きなイルカ達のジャンプなど、イルカの一挙手一投足に大歓声で応えており、生徒達のその様子は、本当に楽しそうでした。
午後からはホテルのプライベートビーチにて、シュノーケリングやバナナボートを体験してきました。初めは「怖い。」と言ったりしてましたが、実際の海の中にいる魚やさんご礁を見たり、海蛇に触ってみたりすることで、「めっちゃ綺麗やった!すごかった!」と嬉しそうに報告してくれました。その後はビーチバレーなどして沖縄の海を存分に満喫した一日となりました。
生徒の感想
・綺麗な海で泳げたことは一生の思い出です!
・イルカショーが凄く良かった。イルカもかわいくて、大満足でした。
・バナナボート怖かったけど、楽しすぎました!
4月16日(水) 晴れ
最終日、午前中は首里城公園に向かいました。歴史の授業でも学んだ琉球のお城ということもあり、興味を持ってしっかりと見学できていたように思います。午後からは生徒達にとっては待ちに待った、国際通りでの自由行動でした。思い思いに色んなお店に行き、珍しいモノを買ってきたり、どこでも買えそうなモノを買ってきたり、様々でしたが最終日の疲れはどこへやら?という感じで、楽しんできてくれました。
最後のバスでは、4日間お世話になったバスガイドさんの歌を聞きながら、空港に向かいました。ここでも色んな人達から、好いてもらえる子ども達を見ることが出来、担任としてはとても喜ばしかったです。
伊丹空港に到着し、お迎えに来てくださった保護者の方々と再会した子ども達は、少し疲れもあったでしょうが、とても安心した様子で、嬉しそうに「楽しかった!」と報告していた姿が印象的です。
生徒の感想
・首里城は、大坂城や姫路城とは違い、中国のお城に似ていました。先生からもモデルは中国であるという話も聞き、沖縄文化の独自性を改めて感じました。
・国際通りでの買いものは、普段あまり目にしないものが多くて、新鮮でした。
・国際通りは予想していたような通りではありませんでしたが、明るいお店の方々と、楽しい話がいっぱい出来ておもしろかったです。
修学旅行総括
修学旅行という日常とは離れた環境での学習であり、また普段は部活等で中々こういった旅行も出来ない子ども達は、全力で学び、楽しんでいたように感じています。
ひめゆりの塔は特に印象的で、時間ぎりぎりまで資料館の中で、沖縄戦の実情を見ていた様子は、真剣に戦争について考えてくれているんだな。と私が感じるには十分でした。
また文化体験や美ら水族館、マリンスポーツに国際通り散策など、常に笑顔で、疲れが出ていようがなんだろうが、絶対に楽しむ!という何かとてつもないパワーを感じました。
この旅行を通して、私が中3桜組の担任として最も嬉しかったことは、子ども達が常に笑顔でいてくれたことはもちろんですが、集合時間をきちんと守り抜いたことです。常に集合時間の15分前には全員が揃い、行動の遅れが出ませんでした。少し遅れそうになっている人がいたら、別の子たちが注意しあい、みんなで時間を守ろうとしていました。そんな姿を見ていると、「成長してるな。」と素直に感じました。時間を守ることは、我々社会人にとっては当たり前のことです。当たり前のことを当たり前に出来た、中3桜組は自慢のクラスです。まだまだ成長過程の子ども達ですが、これからも素直でまっすぐに成長していってくれるだろうな。と再確認することが出来ました。
体調不良になってしまう子も出てはきましたが、それでも、口を揃えて「楽しかった!」「またみんなで沖縄に行こう!」という言葉が聞けて、嬉しい限りでした。
ご協力いただいた保護者の方々、学校、教職員の方々に子ども達を代表して、御礼申し上げます。
生徒の感想
・一生の思い出になりました。本当に楽しかったです。
・たくさんの初めてを経験させてもらって、自分にとって大きな財産になりました。
・修学旅行に行かせてくれた、お父さん・お母さんに感謝しています。ありがとうございます。