この夏休みは、より行動的に、より活動的に過ごそうではないかと提案します。

 皆さんも承知のようにコロナ感染が第7波と呼ばれ拡大しています。また、これから本格的な夏を迎え熱中症の心配が今まで以上に高まります。コロナも熱中症も私たちの活動や行動に制限を加えるものです。しかし、制限には2種類あります。行動の種類を制限するものと、行動量を制限するものです。行動は種類によってはコロナ感染のリスクが高まるものもあります。また、熱中症が心配される行動もあります。そのような行動の種類はできる限り取らず、自分自身で制限を加えましょう。しかし、一方で行動量については制限を加える必要は全くありません。つまり、やるべき事とやらない事をはっきりと区別し、やるべき事に対しては果敢に、アグレッシブに行動しましょう。行動量・活動量まで制限し萎縮すると、私たちの成長や進歩が減速することになります。活動や行動の種類が限定されている中であるからこそ、私たちはより行動的、より活動的でなければならないと思います。3週間という短い夏休み期間ですが、これだけはやった、これだけは頑張って続けられたというものを作ってください。

 高校3年生は大学受験を控え、この夏休みが勝負の夏になります。どれだけ学校で過ごしたか、どれだけコツコツ取り組んだかで、その後の結果が決まります。自分自身に厳しく取り組んでください。

 では、皆さん体調に注意し、充実した夏休みを過ごしてください。

2022年7月23日 高校校長 下地 英樹