101周年のこの日、一言ご挨拶を申し上げたいと存じます。
みなさんここに素晴らしいオーケストラがおられる。この素晴らしいオーケストラの主役は誰だと思いますか。私は、指揮者の方でもなく、オーケストラが演奏する曲の作曲家でもなく、主役は一人ひとりの演奏者だと思うんです。
ところで、須磨学園の主役は誰でしょう?さっき挨拶をした理事長ですか?いま挨拶をしている私ですか?須磨学園を100年前に作った校祖でしょうか?
いいえ、そんなことはありません。須磨学園の主役は諸君ら一人ひとりであります。自分が主役だということをもう一度考えてほしいんです。自分が自分の主役である、それを考えてほしいんです。
みんながそう思ったときに心の中でモーターが、エンジンが動き出すかんじを感じられると思うんです。101周年のこの日にあたり、一人ひとりが須磨学園の主役であることをみなさんに強く申し上げて、私の挨拶とさせていただきます。
2023年11月6日 学園長 西 和彦