おはようございます。今日で2023年度が終わります。みなさんにとって、2023年度はどんな1年だったでしょうか。
さて明日から約3週間の春休みに入ります。みなさんには、まず今年度のふり返りをすることをお願いします。今日は2023年度の第51週なので、みなさんは51枚のPMシートを書いたはずです。そのPMシートを見ればみなさんが2023年度に実行すべきことがわかります。さて、その51枚のPMシートの中に実行できていない項目がありますか? あるとすればその項目に着目してください。もしかしたらその項目はすでに実行する必要がないのかもしれません。しかし、実行する必要があるのであれば、なぜここまで実行できなかったのかをきちんと分析することです。この自己分析をするか否かはとても大切です。原因を追究し、改善策を考えてください。改善策がわからないときは誰かに相談するのもよいかもしれません。そして「小さなステップに分けて」実行する、PMの基本通りです。
今年度のふり返りが終われば、2024年度のことを考えましょう。2023年度の反省もふまえ、学年が1つ上がることなども考えて、「2024年度はどうするのか?どうしたいのか?」と自問してください。2024年度の目標を考えるということです。その際には、できるだけ具体的な目標を考えましょう。そしてその目標を達成するためには何をすればよいかをじっくり考えてください。この春休み中に実行できるものは実行に移すことです。それを先延ばしにしてしまうと、結局「実行できなかった項目」になってしまい、モチベーションも下がってしまいます。繰り返しますが、2023年度のふり返りをするときに「なぜ実行できなかったのか」をきちんと分析してください。そこが「弱点」なのかもしれません。完璧な人などいませんからだれでも弱点や苦手なものがあります。それを自覚して改善しようとする意識が大切だと思います。
もう一つお願いがあります。明日からの春休み期間中は家の手伝いをしてください。みなさんの生活は周りの人の支え、特に家族の支えがあってのことです。みなさんも家族の一員ですから家族を含めた周囲に人を支える存在になってほしいと思います。その一端としてぜひ家の手伝いを積極的に行ってください。言葉にするのが恥ずかしいのであれば、行動で示してください。周りの方はわかってくれます。ぜひお願いしたいと思います。
明日からの3週間をみなさんにとって有意義なものとしてください。そして4月5日の始業式の日には、2024年度の目標を定め、元気に登校してくれることを期待して、今日の話を終わります。
2024年3月16日 高校校長 土屋 博文