一日お疲れ様でした。まずは今日のこの体育祭が無事に終わることができて良かったと思います。本当に一学期の内から、体育祭実行委員会を中心にいろんな生徒が、たくさんの生徒が体育祭に向けて頑張ってきたなというふうに思っています。中心となって準備をしてくれた生徒のみなさん、教職員のみなさまにまずは感謝を申し上げたいと思います。そして保護者のみなさま、今日は平日の朝早くから、こんなにたくさんお越しくださいましてありがとうございました。

 この夙川の体育祭を見ていて、年々すごく良くなっているなと思います。どういうところかというと、細かいところもそうですが、応援旗のクオリティであったり、応援団の演舞であったり、各競技・演技であったり、参加している生徒一人一人が自分の役割をしっかりと考えて、周りのこともしっかりと考えて応援ができ、すごく一つにまとまっている体育祭であるということを、年々強く感じています。この規模だからということもあるのかもしれませんが、普段の学校を見ていても、みなさん一人一人がしっかりと周りのことを考えながら一つのことに向かっていく姿、その象徴が今日の体育祭であり、文化祭なのかと思います。各競技、各団での応援の姿を見ていると、縦のつながりができる貴重な行事だと思います。本部からすべて見えるのですが、各団が自分たちの団の応援、それを越えるすべての生徒の応援をしている姿を見ると、これは学校ならではの良いところだと感じました。

 大事なのは、明後日からまた通常の学校生活が始まります。研修旅行がある学年もあります。高校3年生はいよいよ受験です。この体育祭の経験を、明日以降、どのように学校生活に生かしていくのかが大切だと思います。こういった学校行事で中学生・高校生は成長するのだろうと思います。悔しい思いもしただろうと思います。何ができなかったのか、いろんなことを考えてほしいなと思います。高校3年生はこれで最後ですが、高校2年生以下は来年度以降の体育祭が残っています。来年こそは勝ちたいと思ったはずです。どうすればよいのか、一年間しっかりと考えてほしいと思います。今日は朝からすごく楽しませてもらいました。とてもとても、とても良い体育祭だったと思います。

2024年10月9日 高校校長 土屋博文