2024年12月18日、「夙川高等学校レシテーションコンテスト本選」が開催された。中学生が自分で英文を考えそれを暗唱する「スピーチコンテスト」なのに対して、高1・高2生は、過去に偉人が残したスピーチを暗唱する「レシテーションコンテスト」なのだ。このレシテーションコンテストはスピーチコンテストとは違い、用意されたスピーチの中から選んで行うので、もちろん他の出場者と被ってしまう。そのため、全く同じ文章をいかに他の出場者と差をつけ審査員の心に響かせるかが大事なのではないかと考えられる。

今回本選にコマを進めたのは、予選に出場した全校生徒の約6%にあたる18名。私もその中の一人だ。私は中学も合わせると3度本選出場の経験があるのだが、やはり何度出場しても緊張してしまう。それもそのはず、出場者の半分以上は本選常連の実力者で、中にはJ1(中1)学年から毎年出場しているという猛者もいて、全校生徒、先生方、西理事長の前でパフォーマンスするのだ。私たちK2/V1(高2)学年にとっては最後のレシテーションコンテストでもあった。

そして、優勝、準優勝、3位、審査員特別賞(3名)が発表された。見事優勝、準優勝、3位に輝いた3名にインタビューを行った。

 

〈質問内容〉

①今大会の感想

②特に頑張ったところ

③次大会出場者へメッセージまたは次大会の意気込み

 

【優勝 V1生】

①今回は私にとって本選出場5回目のレシテーションコンテストでした。J1の頃から毎年出場していたのですが、毎年3位以内の入賞を逃し、もう優勝は無理なのかと思っていました。今回、5年越しの優勝ができて夢を見ているのかと思うぐらい嬉しかったです。

②今回頑張ったのは、ネイティブっぽく話すことです。私はテイラースウィフトさんのスピーチを暗唱したのですが、テイラースウィフトさんならもしかしたらこんなジェスチャーをつけるかもという想像をして、いろんなジェスチャーをつけました。

③本番前はすごく緊張すると思いますが、賞をとること以外にたくさん得られることがあるので、ぜひ最後まで諦めずにやりきってください!

 

【準優勝 S2(高1)生】

①去年のスピーチコンテストで優勝した経験もあり、今大会では去年のプレッシャーもありました。そんな中、自分なりに最大限の力を出すことができて、とても有意義でした。来年はレシテーションコンテストの集大成として私が満足できる私を目指して頑張ろうと思います。

②特に頑張ったところは表現力です。周りの仲間は身振り手振りがとても上手で、もっと上達しなければと身に染みて感じました。

③次大会のレシテーションコンテストは、さらにレベルが高くなると思います。全ての基礎を上げることを目標にするのがベストだと考えます。

 

【3位 V1生】

①年々ハイレベルな戦いになっていて、今までで一番苦労しました。

②今年で最後の年なので、悔いの残らないよう頑張りました。

③英語が苦手でも話すことができたら自分の自信に繋がるので、頑張ってください。

 

 

(V1・広報推進委員)